『新婚さんいらっしゃい!』(しんこんさんいらっしゃい!)は、テレビ朝日系列ほかで放送されている朝日放送(ABC)制作の視聴者参加のトーク番組である。通称『新婚さん』。 ABC制作の全国ネット番組としては唯一、ABCがTBS系列であった時(腸捻転解消前)から放送されているレギュラー番組となっている。 放送局・日時[編集] テレビ朝日系列(フルネット24局)とTBS系列の宮崎放送(MRT)と日本テレビ系列の高知放送(RKC)では日曜日の12:55 – 13:25(JST)に放送されている。また、この他テレビ朝日系列局のない地域では系列外局で放送日時を変えて放送している。 全国高等学校野球選手権大会の地方予選・全国大会の放送の都合から放送日を変更する場合がある[2]。朝日放送では大阪府大会準決勝・決勝と全国大会準々決勝・準決勝の当該日と重なる場合は後日(主に平日夕方)に時差放送を取る。 なお、2013年4月7日から、同時ネット局については視覚障碍者のための解説放送をステレオ2で実施しており、ABCアナウンサーの橋詰優子が担当している。 番組内容[編集] 結婚(再婚も含む)してから6ヶ月以上3年以内の夫妻を自薦あるいは他薦の形で募集し、毎回2組[3][4]の夫妻を別々に取り上げ、出会いのきっかけから結婚生活までのエピソード等を語る。タイトルロゴは番組開始当初から一切変わっていない[5]。 後半は、番組開始当初から2008年5月25日放送分まではハワイ旅行や豪華賞品のプレゼントをかけた「ペアマッチ」という神経衰弱ゲームだったが、2008年6月1日放送分からは夫婦のリボンの色で商品が決まる「LOVEキャッチ」に変わった(それぞれのゲーム詳細は後述)。 トークでは、敬語は使わず大阪弁、もしくは地方出身の場合は方言でのやりとりをしている。最近のトークバラエティ番組で多用されている字幕スーパーを放送開始以来一貫して用いていない(ただし総集編で、過去のVTRとして放送する場合などは例外としてトークの内容を字幕スーパーとして表示されたものが放送される。なお、字幕放送でやりとりの内容を確認できる)。また、司会者は舞台下手、ゲストは上手に座る。これらは直後に放送される『パネルクイズ アタック25』でも同じである。 2組目の新婚夫妻が1組目よりも良心的な話(あるいはその逆)をすると、文枝は1組目の新婚夫妻もしくは夫妻のどちらかを呼ぶことがある。 年内最終放送にはスペシャル版が放送され、その年の総集編[3]や特に印象的だった(おもしろかった)カップル10組程度を招き、その後の新婚生活や家族についてVTRなどを交えながらトークする。2005年と2006年は藤井隆が、2007年と2008年は、自身も女優の藤原紀香と結婚・入籍(2009年3月に離婚)した陣内智則が司会に加わり、その年の最も強烈な出場者に対して贈られる「新婚さん大賞」の審査員・プレゼンターも兼ねて出演している。また、2009年最初の放送では芸能人夫婦を特集した「芸婚さんいらっしゃい!」が企画された。2013年の年末は2週連続の1時間スペシャル(12月22日・12月29日)を行う。うち前編・12月22日は「インターナショナル大会」[6]、後編・29日は芸能人大会と、過去に出場した「新婚さん」のリバイバル出場コーナーの2本立てである。 一度、番組出演夫婦のその後を追うロードムービー的なスペシャル番組が作られたことがある。出演後に離婚した夫婦を取り上げ、通常の「新婚さんいらっしゃい」の“陽”の部分とは逆のダークな展開を見せるドキュメンタリー番組だった(文枝はナレーションを担当)。 2012年8月26日には総集編を除くレギュラー放送では初めての1時間スペシャルが放送された(4組の夫婦が登場するほかは通常放送と同じ内容である)。 2013年8月も放送開始43周年特別月間として「8月はよ〜さんおもろい夫婦を出しまっせスペシャル!!」[7]というテーマをつけた総集・特別編を放送するが、8月4日・25日の放送も1時間拡大版となった。 2010年から海外で公開録画が行われるようになった。 2010年5月16日・23日放送分は放送40周年を記念してハワイからの公開録画。出場した新婚さん(夫、または妻が日本人の新婚さん3組、日系人の新婚さんが1組)が全員、ハワイ・ホノルル在住。 2012年7月15日・22日は大韓民国・ソウル特別市からの公開録画では、日本人の妻を持つ、日本語が堪能な韓国人の新婚さんが登場。 2013年7月14日・21日はフランス・パリからの公開収録では、3組の妻が日本人。7月21日放送分で番組史上初の男性同性愛者(日本人男性とフランス人男性)のカップル[8][9]が登場する。 2014年5月11日・18日はベトナム・ホーチミン市からの公開録画。ベトナムでは、ABCの番組ライセンス販売により、2013年8月から現地版の「新婚さんいらっしゃい!」が制作、放送されており、日本版の司会者と現地版の司会者との共演が実現した。 出場した新婚夫婦には出場記念(参加賞)としてスポンサーからの商品とほかに腕時計と賞金5万円、そして2008年6月1日放送分より、参加賞としてYESNOまくらが贈呈されている(1999年3月まではホテルプラザ、それ以降2007年12月頃まではリーガグランドホテルのペアでの特別宿泊券も贈呈されていた)。予選会参加者にも番組特製グッズが贈呈される。(2010年11月現在で予選会参加者は延べ8000組以上、著名人であっても予選会に参加する。) なお、番組の冒頭・終わりの提供クレジット読上げの際、通常では1分30秒以上の広告枠を持つスポンサー企業しか読まれないキャッチコピーが、記念品を提供している企業があるため、45秒・30秒の広告枠の企業でも読まれる。しかし、2010年9月26日放送分までは長らく45秒スポンサー2社・30秒スポンサー5社であったが[10]、同年10月3日放送分から同年12月26日放送分までは全て30秒スポンサー(8社)となった。2011年1月9日放送分から番組史上初めてとなる60秒スポンサーが新設され、60秒スポンサー1社・30秒スポンサー6社となり、2011年4月3日放送分から9月25日放送分までは30秒スポンサー8社に戻されたが、週代わりスポンサーが付くようになった。30秒スポンサー8社に戻された2011年4月から9月まで、4・5・6月が1社、7月から9月までは2社または1社とPTのいずれかになっており、同年10月2日から60秒スポンサー1社、30秒スポンサー6社となったが、週代わりスポンサーが付くようになった。2011年10月は1社とヒッチハイクが扱いされ、11月、12月は2社となっている。 2008年6月1日放送分より、ABC朝日放送が福島区の旧阪大病院跡地の再開発施設『ほたるまち』の一角に建てられた新社屋に移転したため、収録場所が3代目ABCホール、通称「キュキュホール」の収録となった。それに伴い、番組のOP[11]と夫婦が挑戦するゲームが一新された(ゲームの詳細は後述)。 極稀に、文枝と同年代の新婚さん、国際結婚、日本在住の外国人の新婚さんが出場することもある。 また、40年以上続く長寿番組のため、親子二代で「新婚さん」に出演している参加者も多い。稀有な例では、ある参加夫婦の新婦とその父親が(父親が娘の結婚と同時期に再婚)娘夫婦出演の翌週に出演した事がある。 出演する新婚夫妻は基本的に一般視聴者だが、稀にテレビなどのメディアで活躍する著名人の新婚夫妻が出演することがある。出演した著名人には以下の例がある。 山本政志(映画監督)・鳳ルミ(女優)夫妻 清水朗(スタントマン)・吉岡ひとみ(元女優)夫妻 ワタナベシンイチ(アニメ監督)夫妻 井岡弘樹(元プロボクサー)夫妻 内場勝則・未知やすえ(いずれも吉本新喜劇の芸人)夫妻 タイガースマスク(現丸山敦、当時大阪プロレス所属プロレスラー)・白鳥智香子(元女子プロレスラー)夫妻 桂三若(文枝の弟子)・関口まい(桂ざこばの実娘)夫妻 角川慶子(角川春樹の娘)夫妻 木村ひかり(漫才コンビ「さゆみ・ひかり」、横山やすしの次女)夫妻 内田佐知子(J-WAVE『COLORS OF HAWAII』ナビゲーター)夫妻 - 2010年5月23日放送のハワイ公開収録 中條健一・秋田久美子(いずれも吉本新喜劇の芸人)夫妻 小牧毅(兵庫県競馬組合の元騎手、調教師)夫妻 原口あきまさ・福下恵美(いずれもタレント)夫妻 モト冬樹(タレント)夫妻 キューティー鈴木(元女子プロレスラー)夫妻 露の団姫(落語家)。豊来家大治朗(太神楽曲芸師)夫妻 鈴木Q太郎(お笑いコンビ「ハイキングウォーキング」)・猪熊夏子(スタイリスト)夫妻 金谷亮(元ジャニーズ事務所所属、現メーカー営業職の一般人)夫妻 飯塚俊太郎(WAHAHA本舗所属、冷蔵庫マン)夫妻 百瀬なつ(漫画家)夫妻 山岡竜馬(お笑い芸人・元お笑いコンビ「イアソン」)・中村佳子(元お笑いコンビ「鳳仙花」)夫妻 小島弘章(お笑いコンビ「オーケイ」)夫妻 山田花子(タレント)夫妻 アンミカ(ファッションモデル)夫妻 真栄田賢(お笑いコンビ「スリムクラブ」)夫妻 杉本彩(タレント)夫妻 福田こうへい(演歌歌手、出演時一般人)夫妻 ラサール石井(お笑いトリオ・「コント赤信号」)夫妻 保田圭(タレント・元アイドルグループ「モーニング娘。」)・小崎陽一(イタリア料理研究家)夫妻 マック鈴木(元メジャーリーガー)・小原正子(お笑いコンビ「クワバタオハラ」)夫妻 才賀紀左衛門(格闘家)・あびる優(タレント)夫妻 金山一彦(俳優)・大渕愛子(弁護士)夫妻 ハチミツ二郎(お笑いコンビ「東京ダイナマイト」)夫妻 なお、この内、桂三若・関口まい夫妻は2011年3月に離婚している。 番組進行[編集] まずは夫婦の出身・年齢・夫の職業を確認し、妻に2人の馴れ初めを聞く。そして必ず最近はどのように結ばれたか詳しく話してもらう。ただ結ばれる過程が重要であって下ネタの話になるとそこで打ち切られ、新婚生活の不満や相手に対しての希望を話してもらう。その際、不満がでると文枝が必ずこの機会に改善してくれるように頼んだり、相手に謝らせたり、和解させようとする。この設定はたいていどのカップルにも適用される事になる。エッチな話をさせる場合はたいてい片方にだけ話をさせて番組を盛り上げるが、その際タイミングを見計らって文枝はイスから倒れたり、驚いたりするパフォーマンスを取る。ただ番組自体が下品にならないように、結ばれるという表現をし、深い話にならないうちにすぐに打ち切る司会をする。その際山瀬は「すごい」「お、やった」とか感嘆詞を使いカップルの行動の評価には触れない。 主な名物リアクション[編集] トークバラエティーであるが、文枝のリアクションも番組の一つの名物であり、コメディーの要素も含まれている。 新婚夫婦を招き入れる時、首を傾げ、右手を差し出しながら「新婚さん、いらっしゃ〜い」(三枝時代の当たりギャグにもなった)の台詞とポーズは、ものまね芸人に真似されている。 中でも新婚夫婦とのトークの最中に、文枝が仰天して椅子から転げ落ちるリアクション(通称「椅子落ち」)は有名となっている。 文枝とアシスタントが座っている椅子は、番組が放送開始した1971年から、長きに亘り、脚を補修しながら使っている[12]。 椅子落ちのリアクションはフジテレビ系『平成初恋談義』に当時の三枝がゲスト出演した時にも披露している。 わざと椅子落ちさせようとする出場者がいる時は文枝がコケてあげているという。(話の流れで大体分かるから) また資生堂「UNO」のCMでは、三枝と共に出演したオリエンタルラジオの藤森慎吾と麒麟の田村裕も同じ形の椅子を使用して挑戦した。 以下のように椅子から転げる芸の他のリアクションをする事もある。 靴や上着を、夫婦や後ろのセットを目掛けて投げつける[13]。 セットの飾りを外して投げつける。あるいは破壊する。 セットの飾りやテーブルに飾られた花などをトークの小道具にする。 新婚夫婦が文枝の手に負えなくなってしまった時に、客席に向かって直立不動で「誰か(司会を)替わって下さい」と言う。 山瀬は文枝同様に椅子から転げ落ちたり、文枝と共に直立不動で、客席に向かって「私も(アシスタントを)替わって下さい」と言う、などこれらのリアクションを真似て行うことがある。
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